【パリ共同】来年のパリ五輪テスト大会を兼ねたオープンウオーター(OWS)のワールドカップ(W杯)は6日、本番会場のセーヌ川で行われる予定だったが、最近の大雨の影響で水質が選手の健康を守るための基準を下回ったため、中止となった。五輪の組織委員会によると、代替テスト大会は行わないという。

 水質悪化に伴って4日の会場練習は中止。5日の女子10キロを取りやめて6日に男女10キロをそれぞれ実施するはずだった。五輪組織委の担当者は「大雨が降れば、どこでも水質に影響が出る。改善の計画は現在も進行中で、五輪本番での運営には自信を持っている」と語った。